体にいいものにこだわって! 悠々粋亭

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20151019突然死を防ぐコレステロールの新常識

Last update 20151020
2015年10月19日 ≪主治医が見つかる診療所≫より
突然死を防ぐコレステロールの新常識SP
    

現在、日本人の約4人に一人が、心筋梗塞や脳卒中などの「血管の病気」で亡くなっていて、
その大きな原因の1つと考えられていたのが「コレステロール」!
しかし、近年コレステロールに関して衝撃の新事実が次々と判明し、悪玉コレステロール(L
DL)に問題がなくても、命にかかわる重大な病気を発症する人がたくさんいるそうです。そ
こで、今回は、突然死を防ぎ、家族を守る、コレステロールの新事実が続々登場!!


チョコレートを毎日食べると善玉コレステロール値が改善!?

担当の博士 大澤俊彦 農学博士(愛知学院大学)
■チョコレートを食べて、善玉コレステロール(HDL)値が改善!?
2014年、愛知県蒲郡市近郊での調査で、カカオ含有量72%のチョコレートを4週間、毎日
25g食べてもらったところ、調査した全員の、善玉コレステロール(HDL)の平均値が、
チョコを、食べる前「67.9 mg/dL」⇒ 食べた後「69.7 mg/dL」に、上昇したそ
うです。
高カカオチョコレートに多く含まれる「カカオポリフェノール」に、善玉コレステロール(H
DL)を増やす作用があると考えられるそうです。

“この効果が出たのは、カカオ含有量72%の、高カカオチョコを4週間、毎日25g食べた
場合
で、一般的な甘いチョコレートではありませんのでご注意を!”


コレステロールに不安を持つ芸能人の血液を一斉検査!したところ、
悪玉コレステロール(LDL)の基準値は、70~139mg/dL(検査機関により異なる)
⇒検査結果は、全員が基準値内。

しかし、悪玉コレステロール(LDL)が基準値以内でも、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす人
がいる、コレステロール値の意外な落とし穴が・・・

【スタジオ医師解説】
▼岡部医師
 悪玉コレステロール(LDL)値に問題がなくても、命に関わる重大な病気を発症する人が
たくさんいるので、まったく油断は出来ない!


コレステロールの新常識(1)「LH比」

担当教授 秦光賢 医師(日本大学病院)
■コレステロールのLH比とは?
悪玉コレステロール(LDL)値を善玉コレステロール(HDL)値で割った数値
悪玉コレステロール(LDL)÷善玉コレステロール(HDL)=LH比

■近年、LDL悪玉コレステロール値が基準値内でも
LH比が高くなると血管に問題が起こりやすい事が判明。
2.0を超えると動脈硬化のリスクが増加。
2.5以上は、心筋梗塞などのリスクが急増するといわれる。


「LH比」を、改善する方法

【番組主治医が解説】

■善玉コレステロール(HDL)を増やすポイント
[岡部医師]
・適度な運動(30分程度のウオーキングなど)
・適度な飲酒
 ⇒ ビール中ジョッキ1杯以下
   日本酒1合以下
   ワイングラス2杯以下
 ※ただしお酒が飲めない方は無理に飲まない様にして下さい。

[中山医師]
・大豆イソフラボンを積極的に摂ると良い(納豆、豆腐などの大豆製品)

★1つ目のポイント★
突然死を引き起こす心筋梗塞などの血管の病気を防ぐ上で、気をつけなくてはいけない事は、
コレステロール値の高さよりもLH比の高さである。


コレステロールの新常識(2)
「LH比の高い人に多い、酸化悪玉コレステロール」


担当医師 岡部正 医師(岡部クリニック)

■酸化悪玉コレステロールとは?
悪玉コレステロール(LDL)が活性酸素と結びついてできると考えられていて、近年、心筋
梗塞や脳梗塞を引き起こす危険な動脈硬化の原因は、LDL悪玉コレステロールよりも、この
「酸化悪玉コレステロール」なのではないかと考えられてきているのだそうです。

■悪玉コレステロール(LDL)が、「酸化悪玉コレステロール」に変化する主な原因
・老化・喫煙・内臓脂肪過多・高血糖・糖尿病
・酸化したコレステロールを含む食品を食べる事

■酸化したコレステロールとは?
コレステロールを含む食品を長期間保存した場合などに発生するもので、イクラの瓶詰めやバ
ター、マヨネーズなどを長期間保存するとできるケースがあるそうです。
さらに、肉や魚など動物性の食品を高熱で何度も温め直す事(レンジでチン!)も、コレステ
ロールの酸化につながる可能性があるそうです。

■酸化悪玉コレステロール
 基準値 100(U/L)以下 (100を超えたあたりから危険値)
※基準値は病院や検査機関などによって異なるそうです。

■今回番組で行った検査
酸化悪玉コレステロールの検査は、通常MDA-LDL検査と呼ばれている。
MDA-LDL検査は、一般の人間ドックでは項目に入っている事が少ない為、
 検査を希望される方は事前に各病院へお問い合わせ下さい。



酸化悪玉コレステロールができるのを防ぐ赤い食材

担当医師 内藤裕二 医師(京都府立医科大学附属病院)
■体の酸化を防ぐ食材とは?
普段の食事から酸化を防げる、赤い野菜(トマト、赤パプリカ、レッドキャベツ、プチトマト
など)が良い
⇒太陽の紫外線で酸化しないように赤い色素で身を守っているため。

■オススメの赤い色素
トマトに最も含まれているリコピンは、赤い色素の中でも特に酸化を防ぐ力が強いといわれる
のだそうです。

■効果的にリコピンを摂取できるオススメ食材
・プチトマト(リコピンが豊富)
⇒1食につき5個程度、食べればOK。
 リコピンは皮と皮の直下にある為、皮ごと食べると良いとのこと!
 プチトマトのリコピンは、普通のトマトの1.6倍!!

内藤医師オススメレシピ
【リコピンたっぷり特製トマトソース】
≪材料≫

・プチトマト4~5パック(800~1,000 g)
・トマトジュース100ml
・ニンニク1片
・タマネギ1/2個(100g)
・ローリエ(月桂樹の葉)1枚
・オリーブオイル50 ml
・ブラックペッパー

≪作り方≫
1.みじん切りにしたニンニクとタマネギを、オリーブオイルで飴色になるまで炒める。
2.刻んでおいたプチトマト、さらにトマトジュースを加える。
3.ローリエを加えて中火で煮込む。
4.火が通ってトマトが柔らかくなったら、潰しながら混ぜ合わせ、強火でさらに煮込む。
(ブラックペッパーなどでお好みの味付けに)
5.とろみが出れば完成。
  ステーキ、魚のムニエル、パン、冷奴に~(^^♪

“・キーワードは、「赤」 トマト、赤パプリカ、レッドキャベツ、など”
“・リコピンは、熱に強い”



体の酸化を防ぐ日本人の朝の定番!最強の食材

担当博士 矢澤一良 農学博士(早稲田大学)
矢澤博士がオススメする、酸化を防ぐ最強の食材は「サケ」

■サケに多く含まれている注目成分「アスタキサンチン」
⇒酸化を防ぐ力はビタミンEの500倍以上ともいわれる。
■サケを食べる時のポイント
・少しずつでもいいので毎日食べる事。
⇒矢澤博士のオススメはサケ缶。中でも、紅ザケの缶詰がよい!

アスタキサンチンたっぷり、汁まで摂れるサケ缶料理
【サケ缶炊き込みご飯】
≪材 料≫

・米2合
・米油大さじ1杯
・サケ缶大1缶
・生姜千切り1片
・鶏がらスープの素(粉末)小さじ1/3
・小ねぎ適量

≪作り方≫
1.炊飯器でご飯を炊く時に、サケ缶を汁ごと入れる。
(米2合にサケ缶大1缶が目安)
2.米油を大さじ1杯入れる。
3.お好みで生姜を加える。
4.鶏がらスープの素を小さじ1/3加える。
5.炊き上げる。
6.炊き上がったらサケとご飯を混ぜ合わせ、
 お好みでネギをトッピングして完成。

【万能サケ缶そぼろ】(ちょい足しに最高!)
≪材 料≫

・サケ缶大1缶
・米油大さじ1杯
・白ゴマ大さじ1~2
・黒コショウ少々

≪作り方≫
1.中火で熱したフライパンにサケ缶を汁ごと入れる。
2.お好みの大きさにほぐす。
3.3~4分ほど熱を加え水分を飛ばし、米油を大さじ1杯加える。
4.風味付けにゴマを合わせる。
5.お好みで黒コショウを加え完成。
  チャーハン、納豆、卵焼きなど・・

 “毎日食べなければいけない!!”

★2つ目のポイント★
心筋梗塞などを引き起こす、動脈硬化のリスクをより高めると考えられているのが、
酸化悪玉コレステロール。
1.悪玉コレステロール(LDL)の値より『LH比』が大切!
酸化悪玉コレステロールの発生を抑えるためには、リコピンをたっぷり含むプチトマトや、
アスタキサンチンを豊富に含むサケなどを習慣的に食べると良い。
2.体の酸化防止は、『トマト』と『サケ』で!!


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